人類学における自然/環境研究の可能性
フィールドサイエンス研究企画センター(AA研FSC)では,人類学や地域研究などフィールドワークや現地調査をその中心的営為に含む諸学を「フィールドサイエンス」(「臨地研究」「現地学」「フィールドの知」)と名づけ,このフィールドサイエンスに関連して「フィールドでの調査研究というものはいかなる意味や重要性を持っているのか?各分野におけるフィールド調査は実際のところいかにして実践されているのか?フィールドの調査で得られた知見と広義の理論化や理論構築の作業はどのように連続しているのか?」といったテーマについて,密度の濃い報告と突っ込んだ質疑応答を行うべく,人類学,地域研究、言語学,歴史学、霊長類学等のさまざまな分野で活躍する研究者をお招きし,フィールドサイエンス・コロキアムを開催しています。
今回の第11回のコロキアムではAA研基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」との共催により「人類学における自然/環境研究の可能性」と題してフィールドにおける自然・環境と人間社会の関係をめぐる人類学的調査の方法論の有効性や意義あるいは課題や問題点は何か?などのテーマをめぐって密度の濃い議論を実施することを予定しております。
■プログラム
日時:2013年3月9日(土) 15:00-18:30
場所:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)
3階マルチメディアセミナー室(306号室)
(〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1)
15:00-15:05 趣旨説明 床呂郁哉(AA研)
15:05-16:05 報告1:高倉浩樹(東北大学)
「気候変動の極北人類学をめぐる考察:
レナ川中流域の事例と学際協力に関わる展望」【要旨】
(10分休憩)
16-15-17:15 報告2:大村敬一(大阪大学)
「世界制作の機械:「自然=社会・文化人類学」の方法」【要旨】
17:15-18:30 総合討論
*参加自由(登録不要)、参加費無料です。
主催:フィールドサイエンス研究企画センター(FSC)
共催:AA研基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」