社会性の人類学的探究 トランスカルチャー状況と寛容/不寛容の機序

第6回(通算第12回)基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」公開セミナー/AA研フォーラム

■プログラム

日時:2012年3月29日(木)15:00‐19:00
場所:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)
   3階マルチメディア会議室(304号室)

報告:
高知尾 仁(AA研)
「体(Corpus)というフィクション(fictum)―パウロと政治神学」【要旨】

人類学のおける主権者殺害というテーマに関連して、パウロ書簡での「ソーマ(からだ)」と「コイノニア(紐帯)」という言葉を中心とした、政治と宗教、認識と存在、可死と不死、始原と終局の交錯・二重性に関わる言説を、政治神学・哲学史上のプラトニズムのコンテクストにおいて考察する。

キーワード:例外状況、主権者、働きの二重性、P∧¬P、からだ(あるいはcorporatio)、臨在

コメント:
山内志朗(慶応義塾大学)
齋藤晃(国立民族学博物館)

このセミナーは高知尾仁所員の退所記念講演となります。

*参加自由(登録不要)、参加費無料です。

主催:基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」
共催:AA研フォーラム