フィールドサイエンス研究企画センター(AA研FSC)では,人類学や地域研究などフィールドワークや現地調査をその中心的営為に含む諸学を「フィールドサイエンス」(「臨地研究」「現地学」「フィールドの知」)と名づけ,このフィールドサイエンスに関連して「フィールドでの調査研究というものはいかなる意味や重要性を持っているのか?各分野におけるフィールド調査は実際のところいかにして実践されているのか?フィールドの調査で得られた知見と広義の理論化や理論構築の作業はどのように連続しているのか?」といったテーマについて,密度の濃い報告と突っ込んだ質疑応答を行うべく,人類学,地域研究、言語学,歴史学、霊長類学等のさまざまな分野で活躍する研究者をお招きし,フィールドサイエンス・コロキアムを開催しています。今回の第9回のコロキアムではAA研基幹研究人類学班との共催企画により、マクロな「進化」概念と民族誌記述の可能性や、人類学と霊長類学の関係性などについて学際的視点から議論していくことを予定しています。
■プログラム
日時:2011年12月16日(金)15:00‐19:00
場所:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)
3階マルチメディアセミナー室(306号室)
趣旨説明:床呂 郁哉(AA研)
曽我 亨(弘前大学)
「霊長類学としての人類学」【要旨】
コメント:黒田 末寿(滋賀県立大学)、河合 香吏(AA研)
主催:フィールドサイエンス研究企画センター(FSC)
共催:AA研基幹研究「人類学におけるミクロ‐マクロ系の連関」