開催日時:2017年8月22日(火)~24日(木)
会場:東京外国語大学府中キャンパス、アゴラ・グローバル内プロメテウス・ホール
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
(交通案内)http://www.tufs.ac.jp/access/
使用言語:フランス語,日本語 ※日仏同時通訳付き
8月22日
開会の辞と基調講演
ロミュアルド・フォンクア(パリ第4大学,『プレザンス・アフリケーヌ』誌編集長)
「『プレザンス・アフリケーヌ』:理念の歴史,行動する思想」
第1部:群像
立花英裕(早稲田大学)
「アリウヌ・ディオップとエメ・セゼール」
ファティマ・ドゥムビア(フェリックス・ウフエ・ボワニ大学)
「クワメ・ンクルマ:いまもなお現前する一個のアフリカ」
シェイク・チャム(オハイオ州立大学)
「アフリカ中心的ネグリチュード:21世紀において近代性に対するサンゴールとグリッサンの対抗文化論を再考する」
ジョルジュ・ベルトラン (独立研究者,フランス)
「マルセル・グリオール,曖昧なアフリカ性:20世紀を生きた1人の男の思考の変遷」
モニカ・ブロドニカ(オハイオ州立大学)
「アマドゥ・ハンパテ・バと在来形而上学への呼びかけ」
懇親会(事前予約者のみ 18:00~)
8月23日
第2部:言語と文学
中村隆之(AA研共同研究員,大東文化大学)
「文学,言語,政治:『国民詩』論争をめぐる争点」
廣田郷士(パリ第8大学博士課程)
「脱植民地化への未完の対話:『プレザンス・アフリケーヌ』におけるエメ・セゼール/エドゥアール・グリッサン」
サリー・ステニエ(アンティーユ大学博士課程)
「Lang a pep-la kont lang a met-la ?:教育表象におけるグアドループ的言語問題の反響」
ジョサナ・ナラシマン(ムンバイ大学博士課程)
「『プレザンス・アフリケーヌ』における女性の著述:ファトゥ・ジョムの思想革命」
松井裕史(金城学院大学)
「私とはわれわれという他者である:ジョゼフ・ゾベル『黒人小屋通り』」
第3部:芸術,メディア,受容
ロジェ・ソメ(ストラスブール大学)
「『プレザンス・アフリケーヌ』における黒人芸術vsアフリカ芸術」
ブアタ・マレラ (マヨット大学)
「雑誌空間における『プレザンス・アフリケーヌ』」
オベッド・ンクンズィマナ(ニュー・ブランズウィック大学)
「古傷を再考/治療(ルポンセ)する:映画『アダンガマン』と『アフランス』における奴隷制と植民地化のポスト植民地的再読」
ウジェーヌ・タヴァレス(アッサン・セック大学)
「『プレザンス・アフリケーヌ』とポルトガル語圏アフリカにおける意識覚醒のプロセス:カーボヴェルデの場合」
フランソワーズ・ノディヨン(コンコルディア大学)
「アフリカ的現前(プレザンス)か不在(アブザンス)か:1958年から1980年にかけてのル・モンド・ディプロマティークにおける『プレザンス・アフリケーヌ』誌の受容」
研究打ち合わせ(非公開)
8月24日
第4部:政治思想
小川了(AA研共同研究員,東京外国語大学名誉教授)
「Hosties Noires に至る道:B. ジャーニュ,W.E.B. デュボイス から L. セダール・サンゴール へ」
中尾沙季子(EHESS博士課程)
「パン・アフリカニズムかナショナリズムか:脱植民地期における文化政策形成の場としての『プレザンス・アフリケーヌ』」
ジョナス・ラノ(ロレーヌ大学)
「クレオリチュードとイデオロギー的奴隷逃亡:レオン・ゴントラン・ダマスをめぐって」
アンヌ・ピリウ(アフリカ-世界学際ネットワーク会員)
「1950年代フランス語圏における民族主義的知識人形成の回顧:場,時,人」
イブラヒム・ヤハヤ(アブドゥ・ムムニ大学)
「『プレザンス・アフリケーヌ』:継続する闘争」
総合討論と閉会の辞