西井凉子
主な調査地:タイ
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南タイ洞窟の中の寺1(2004年3月)
●タイ・サトゥーン県
●ムスリムと仏教徒が混住する南タイのM村の寺は、村の入り口に聳えるタナーン岩の洞窟の中にある。月に2回の仏日には村の仏教徒がピントーと呼ばれる段重ねの弁当箱に、ご飯やおかずをつめて寺に出かける。上座部教なので、僧は午前中しか食事ができないので、昼前までに読経を終えまず僧が食事をとる。続いて村人もピントーを広げて、おかずを分け合いながら食事をとる。 -
南タイ洞窟の中の寺2(2004年3月)
●タイ・サトゥーン県
●ムスリムと仏教徒が混住する南タイのM村の寺は、村の入り口に聳えるタナーン岩の洞窟の中にある。月に2回の仏日には村の仏教徒がピントーと呼ばれる段重ねの弁当箱に、ご飯やおかずをつめて寺に出かける。上座部教なので、僧は午前中しか食事ができないので、昼前までに読経を終えまず僧が食事をとる。続いて村人もピントーを広げて、おかずを分け合いながら食事をとる。 -
洞窟の寺があるタナーン岩(2004年3月)
●タイ・サトゥーン県
●ムスリムと仏教徒が混住する南タイのM村の寺は、村の入り口に聳えるタナーン岩の洞窟の中にある。月に2回の仏日には村の仏教徒がピントーと呼ばれる段重ねの弁当箱に、ご飯やおかずをつめて寺に出かける。上座部教なので、僧は午前中しか食事ができないので、昼前までに読経を終えまず僧が食事をとる。続いて村人もピントーを広げて、おかずを分け合いながら食事をとる。 -
南タイのダッワ1(2009年3月)
●タイ・サトゥーン県
●かつては酒飲みムスリムが多かった村でも、1990年代にはダッワと呼ばれるイスラーム復興運動の訪問がみられるようになり、2000年代には村でもこの運動に加わる人がでてきた。その結果、表で酒を堂々と飲むことはできなくなり、酒を断つことのできない酒飲みムスリムは家の裏でこっそり飲むようになった。ダッワのグループは通常のサロンをまくムスリムの服装とは異なり、裾が足首まである独特の上着をきている。午前はモスクでイスラームの勉強をし、午後は村の中を散策して村びとを訪問する。 -
南タイのダッワ2(2009年3月)
●タイ・サトゥーン県
●かつては酒飲みムスリムが多かった村でも、1990年代にはダッワと呼ばれるイスラーム復興運動の訪問がみられるようになり、2000年代には村でもこの運動に加わる人がでてきた。その結果、表で酒を堂々と飲むことはできなくなり、酒を断つことのできない酒飲みムスリムは家の裏でこっそり飲むようになった。ダッワのグループは通常のサロンをまくムスリムの服装とは異なり、裾が足首まである独特の上着をきている。午前はモスクでイスラームの勉強をし、午後は村の中を散策して村びとを訪問する。 -
南タイの火葬場(2017年11月)
●タイ・サトゥーン県
●仏教徒は村では5日から1週間くらい葬式をして遺体を家で安置して毎日僧に読経してもらう。その間、毎日弔問客に食事をふるまう。かつては遺体の腐敗する匂いを消すのにお茶の葉や石灰を棺桶の下にしいたが、それでも匂いは防げなかった。しかし、今では冷蔵棺桶を使うのは匂いは出なくなった。出棺の日は親族や親しい村人は大勢で隣村にある火葬場まで見送る。翌朝早く、骨拾いは近しい親族のみで行う。 -
南タイ火葬場に見送りにきた人びと(2017年11月)
●タイ・サトゥーン県
●仏教徒は村では5日から1週間くらい葬式をして遺体を家で安置して毎日僧に読経してもらう。その間、毎日弔問客に食事をふるまう。かつては遺体の腐敗する匂いを消すのにお茶の葉や石灰を棺桶の下にしいたが、それでも匂いは防げなかった。しかし、今では冷蔵棺桶を使うのは匂いは出なくなった。出棺の日は親族や親しい村人は大勢で隣村にある火葬場まで見送る。翌朝早く、骨拾いは近しい親族のみで行う。 -
ロンコン(2018年8月)
●タイ・トラン県
●ロンコンは南タイで多く採れる果物だ。葡萄のように房でなるが、大きいものは一粒が直径4-5センチくらいになり、甘酸っぱく食べ応えがある。大きな木の高いところの収穫はなかなか大変だ。地面に落とすと傷むので、木に登って落とすのを下でうける。 -
ロンコンの収穫(2018年8月)
●タイ・トラン県
●ロンコンは南タイで多く採れる果物だ。葡萄のように房でなるが、大きいものは一粒が直径4-5センチくらいになり、甘酸っぱく食べ応えがある。大きな木の高いところの収穫はなかなか大変だ。地面に落とすと傷むので、木に登って落とすのを下でうける。 -
村の神、ト・ナーン(2004年3月)
●タイ・サトゥーン県
●洞窟の寺の仏像が安置してある横に、村の神ト・ナーンの像もある。人びとはムスリムも仏教徒も願掛けをして、願が叶うとお礼参りをする。ト・ナーンはムスリムだと信じられているので、ムスリムの集団礼拝日の金曜日にすることになっている。金曜日になると願の大きさによって異なるお礼の供え物(鶏だったり、水牛のカレーだったり、たんに爆竹を鳴らすことだったする)をもって訪れ、爆竹は他の供え物があっても鳴らすので、いつも金曜日には村中に爆竹の音が響いている。かつてト・ナーンは県のイスラーム委員会がイスラームで禁止されている偶像崇拝にあたると調査にきた。当時の村長が機転をきかせて、像に白い行者ふうの白い衣をきせ、イスラーム教徒を連想させるト・ナーンという名前をいかにも仏教式のものにつけかえて立札をたて、事なきを得た。今でも相変わらず村人はト・ナーンと呼んで願掛けを行っている。 -
パタニ、鳥の鳴き声コンテスト1(2009年3月)
●タイ、パタニ県
●南タイでは、ノック・カオという声のいい鳥を森で捕まえてきたり、人から買い取ったりして家の軒下に鳥かごを吊るして大事に育てているのをよく見かける。パタニでは特にさかんで、たまたまパタニ訪れたときにみかけた鳴き声コンテストの会場は広人として大勢の人が集まっていた。 -
パタニ、鳥の鳴き声コンテスト2(2009年3月)
●タイ、パタニ県
●南タイでは、ノック・カオという声のいい鳥を森で捕まえてきたり、人から買い取ったりして家の軒下に鳥かごを吊るして大事に育てているのをよく見かける。パタニでは特にさかんで、たまたまパタニ訪れたときにみかけた鳴き声コンテストの会場は広人として大勢の人が集まっていた。 -
パタニ、夕暮れ時に家の前でくつろぐ家族(2009年3月)
●タイ・パタニ県
●2004年以来、南タイのこの地域では暴力事件が頻発し、いつ誰が殺されるのかわからないという緊迫した状況にある。少し落ち着いたように思えた2009年、パタニの友人の家を尋ねた。しかし、その時も友人の家のすぐ近くでゴムのタッピングが終わりバイクで成人のための日曜学校に行く途中の兄弟が何ものかに殺されるなど相変わらず治安状況はとても悪かった。そんな中、友人の家の裏通りで、夕暮れ時に家の前でくつろぐ3世代からなる家族の姿を目にした。ちょっとほっとする光景だった。