社会性の人類学的探究 トランスカルチャー状況と寛容/不寛容の機序

河合 香吏

教授; 博士(理学)
東京外国語大学
アジア・アフリカ言語文化研究所
〒183-8534  東京都府中市朝日町3-11-1
Email: kkawai[at]aa.tufs.ac.jp
専門:人類学
調査地:東アフリカの牧畜社会(ケニア、ウガンダ)
研究キーワード:人類学; 人類社会の進化; 東アフリカ牧畜社会


人類の社会と社会性の進化について人類学と霊長類学の協働を軸に研究をしています

人類学と霊長類学というフィールド科学の協働を軸に、実験系や理論系を含む隣接諸学とも熟議し、人類の社会と社会性の進化をめぐる学際的共同研究を進めています。非ヒト霊長類とヒトの共通祖先の社会から人類社会への進化の過程において生起した重要な出来事(たとえば平等性の成立、家族とコミュニティの重層的並立、価値の発生とその共有、所有と原初的交換・流通の開始など)に焦点をあて、フィールドデータからボトムアップで理論を構築する方法により、あらたな人類進化理論の開拓を目指しています。
個人研究としては、東アフリカ牧畜社会において家畜の略奪(レイディング)という敵対的な交渉をしつつも互いの存在を容認しあう集団間関係に着目してきました。こうした敵対的な共生を含め、共生のあり方が人類社会の進化に強く作用してきたという視点から、現代社会における共生をめぐる諸問題も生物学的、社会的の両側面から探索したいと考えています。


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