社会性の人類学的探究 トランスカルチャー状況と寛容/不寛容の機序

発表4:「高齢者をケアしているのは誰か:地域福祉の現場に見る家族の諸相」加賀谷真梨(新潟大学)

(深澤) それでは、最後のご発表ということで、加賀谷真梨先生に「高齢者をケアしているのは誰か:地域福祉の現場に見る家族の諸相」ということでお願いします。

※発表内容非公開

(深澤) ありがとうございました。それでは、時間が押し迫っておりますけれども、加賀谷先生のご発表の中で、何か。沖縄の言葉であるとか、波照間の習俗に関して聞いておきたいことがあれば。では、西井さん。


(西井) とても面白い刺激的なお話をありがとうございました。波照間の4ページの表1の所ですが、小規模の施設のスタッフの方々がたくさんいるようですが、いろいろな所でスタッフが足りなくて、本来は毎日1回行くべきところを、1日しか行けないとか、そういう報道なども目にするのですが、ここではスタッフの数というのは足りているということなのですか。


(加賀谷) スタッフは常にこちらでも募集している状況ですけれども、介護に関わってなかった人を取り込んでいく技術に長けているといいますか、例えば売店の売り子さんでも、「あなた、この時間は空いているよね」と。先ほど山内先生が、全て島では見えるということをおっしゃっていましたが、空いている時間が分かるので、逆にリクルートしていくのです。例えば、送迎だけ、「ここ、入ってくれない?」とか、あるいは、夜の見守りだけ、「30分でいいから、ちゃんと寝ているかどうか見てくれない?」という形で取り込んでいっているということです。ここに書いている人以外でもちょっとずつ関わっている人たちはいます。そういった意味で人手は、何をもって足りていると言えるかは分かりませんけれども、どうにかぎりぎり維持している形です。

(深澤) ありがとうございました。


―休憩―